東京オリンピックの開会式からは、早いもので二週間が過ぎようとしています。
殺人級の暑さの中、無観客で競技が行われる異例づくめのオリンピックですが、選手たちの活躍に感動を与えられる日々です。
さて、二週間前に行われた開会式を覚えていますか?
日本らしさを散りばめた開会式でしたが、ひときわ目を引いたのは森山未來さんのダンスだったのではないでしょうか。
俳優としての色が濃い森山未來さんが、大舞台でダンスを披露した事に驚いた方も多かったようです。
今回は、森山未來ダンスの実力は?得意ジャンルや動画もご紹介!と題し、森山未來さんのダンスの実力をお伝えすると共に、動画を紹介していきますので、最後までお付き合いください。
森山未來ダンスの実力は?
本日編集部に12/20発売号の見本誌が届きました☆彡表紙は来年Bunkamuraオーチャードホール公演『テヅカ TeZukA』に出演する森山未來さん【SWITCH2012年1月号】p.tl/cq6X pic.twitter.com/wBzWsuzn
— SWITCH (@switch_pub) December 12, 2011
森山未來さんは、ダンス界で世界的に有名な振付師シディ・ラルビ・シェルカウイ氏が手掛けた2011年の作品『テヅカ TeZukA』に出演しました。
この作品は、手塚治虫さんの漫画やアニメをモチーフに20世紀後半の世界を描いたダンス作品です。
森山未來さんの他には世界各国から選び抜かれた10人の精鋭ダンサーたちが出演していました。
『テヅカ TeZukA』は、東京公演のほか英国などヨーロッパや香港で公演されたあと、アジアへのワールドツアーが行なわれました。
森山未來さんにとっては初の海外公演となり、シンガポール、ニュージーランド、ルクセンブルグ、フランス、ドイツ公演などに出演したようです。
『テヅカ TeZukA』は、ダンサー森山未來を大きく飛躍させた舞台になったと思います。
この後、2013年10月から2014年10月までは、海外派遣型の文化庁文化交流使としてダンス大国であるイスラエルにダンス留学もしました。
国の代表として派遣されているという事も、実力が備わっているという事の証なのではないでしょうか?
森山未來のダンス歴は?
森山未來と辻本知彦の率いるダンスユニット・きゅうかくうしおの『地鎮パフォーマンス』が映像化https://t.co/HBBrXlbDPI
— Mastered (@masteredjp) September 24, 2020
俳優としての森山未來さんを知る人の方が多いかと思いますが、彼の歴史からいうとダンス歴の方が断然長いんです。
森山未來さんがダンスをはじめたのは5歳で、最初はジャズダンスがスタートでした。
その後、タップダンスをはじめクラシックバレエやヒップホップダンスも経験しました。
なぜ、こんなにも多ジャンルのダンスを経験できたのかといえば、森山未來さんのお母さんがダンススクールを運営していたからです。
神戸市東灘区にスタジオを構えるSTUDIO MODERN MILLIEは現在もあります。
森山未來さんは幼少期から様々なダンスに親しむ環境があったといえます。
森山未來さんは俳優としてデビューしましたが、現在は俳優という枠にこだわらずダンスを含めジャンルを超えた表現者として活動しています。
あまり一般的に知られていないのが残念ですが、2010年には辻本知彦さんと共に『きゅうかくうしお』というユニットも結成しています。
辻本知彦さんは、NHKの東京オリンピック応援歌として親しまれた『パプリカ』の振り付けをした方です。
『きゅうかくうしお』は、ダンスユニットというわけではなくジャンルにこだわらない表現者集団という位置づけのようです。
森山未來ダンスの得意ジャンルは?
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前述の通り、森山未來さんはジャズダンス、クラシックバレエ、タップダンス、ヒップホップなどさまざまなダンスを経験しています。
ダンスは他にも沢山ありますが、森山未來さんはジャンルにこだわらない表現者を目指していますので、あえて得意なジャンルをあげるとするならばコンテンポラリーというジャンルになるのではないでしょうか。
コンテンポラリーというジャンルは、簡単にいうと「こういうダンスです!」と決められるジャンルではなく、形に拘らず感性から生み出されるダンスだと思います。
東京オリンピックで披露した「故人を追悼する舞」もコンテンポラリーダンスです。
ジャンルにこだわらず自由に踊るにしても、基礎がシッカリとあるから美しく舞えるわけでテキトーに踊ってるわけではありません。
世界が注目する大舞台で魅せたパフォーマンスは、独自の世界観で感動しましたね。
森山未來ダンス動画をご紹介!
まずは、辻本知彦さんとのユニット『きゅうかくうしお』でのパフォーマンス動画です。
「地鎮パフォーマンス」というもので、2020年8月15日に『きゅうかくうしお』のプライベートスペース「Yamah」で非公開で早朝に上映されました。
動画は23分間ほどありますが、即興の一発撮りなんだそうです。
「Yamah」は千葉県南房総市に購入した山林を自分たちで開墾して、手作りで作り上げた舞台です。
2017年にドイツで開かれた世界最大級のテクノロジーエキスポ『Cebit』のオープニングセレモニーで披露されたパフォーマンスです。
エキスポなので、当時の内閣総理大臣やドイツのメルケル首相をはじめ政財界のトップ約2000人が参列する中で、披露されました。
総合演出、振り付けを担当したのはMIKIKOさんで、その他にも世界に誇るクリエイターたちが集結しました。
「テクノロジーと人の関係」をテーマに描かれた作品ですが、近未来的な映像や音楽の中で踊る森山未來さんがとても素敵です。
生で見てみたくなる作品ですね。
続きましては、King Gnuの『泡』(あぶく)のミュージックビデオです。
曲自体が独自の世界観の幻想的な曲なのですが、ミュージックビデオでは森山未來さんのパフォーマンスが更に幻想的で引き込まれるように見入ってしまう作品です。
森山未來さんは、浴槽と海中を行ったり来たりする水中パフォーマンスを披露しているのですが、水中でも地上と変わらずしなやかで美しいです。
技術の高さだけでなく、体力的にも優れていないと出来ないパフォーマンスだと思いました。
そういえば、彼は「ウォーターボーイズだったな」と思った人も少なくないでしょう。
森山未來ダンスの実力をまとめ
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今回は森山未來ダンスの実力は?得意ジャンルや動画もご紹介!という事で、東京オリンピックのオープニングセレモニーで圧巻のダンスを披露した森山未來さんについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
これまで、俳優としての森山未來さんしか知らなかった方も、ダンスの実力も凄いという事を知っていただけたと思います。
これからの森山未來さんの更なる活躍に期待しながら、注目し続けていきたいと思います。
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。