鈴木亜由子は怪我で引退?経歴やプロフィールをまとめてみた!

東京オリンピック女子マラソンに日本代表として出場する鈴木亜由子選手は、今回で二度目のオリンピックとなります。

前回のリオオリンピックでは、女子10,000mと5000mの代表に選ばれたものの、直前に左足を故障し10,000mは棄権、5000mは出場するも予選敗退という無念な結果に終わりました。

 

その鈴木亜由子選手は、東京オリンピックでは女子マラソンの日本代表として出場します。

今回は鈴木亜由子は怪我で引退?経歴やプロフィールをまとめてみた!と題し、高校時代から怪我に悩まされている鈴木亜由子選手の経歴やプロフィールを紹介すると共に、引退説も検証していこうと思います。

 

鈴木亜由子は怪我で引退する?

鈴木亜由子の画像

引用:http://www.mgc42195.jp/finalist/profile/ayuko_suzuki/

鈴木亜由子は怪我で引退する?についてですが、結論から先に申し上げますと鈴木亜由子選手は引退しません。

しかし、2021年の2月頃に怪我をしていたことは本当です。

 

痛みは2月中旬に出て、同25日の検査で炎症が判明したという。すでにペース走ができる段階までは回復しており、「完治に長期間を要するものではない」とした。本番は東京五輪。慎重に練習を積むために、今回は大事をとっての欠場となった。

引用:https://www.nikkansports.com/sports/athletics/

鈴木亜由子選手は、左脚の外側大腿二頭筋腱という部分に炎症が出て痛みも生じていたため、2021年3月14日に開催された名古屋ウィメンズマラソンを欠場しています。

怪我の程度は軽症で、発表当時はすでに炎症も収まりつつあり、軽めの練習を再開している状態でした。

 

東京オリンピックが本番となりますが、名古屋ウィメンズマラソンの欠場はオリンピック出場のために大事をとった決断だったという事なので、本番では万全の体制で勝負に挑んでほしいですね。

 

鈴木亜由子は手術もしている?

故障画像

引用:https://www.fnn.jp/articles/gallery/

鈴木亜由子さんが、将来の夢として「陸上選手」を掲げたのは高校生になってからでした。

中学時代に、憧れていた当時陸上界のスター選手だった小林祐梨子選手と実際にあって話をした事で、「彼女の記録を超えたい!」と鈴木亜由子さんは奮起します。

 

中学校時代にも地元の陸上クラブに所属し、選手としてトラック競技において輝かしい成績を残していたものの、当時はバスケ部との掛け持ちで将来の夢も「運動が好きだから体育の先生」という感じでした。

中学時代に全国チャンピオンに輝いた鈴木亜由子さんは、数々の陸上強豪校からスカウトがありました。

 

高校に入学した鈴木亜由子さんは陸上競技一本に絞り本格的に始動しはじめます。

一年生ながらに出場した大会で次々と記録を塗り替えていったのですが、間もなくして右足を傷めてしまいました。

なかなか怪我は完治しないまま、強行的にインターハイにも出場したものの結果は惨敗に終わります。

 

この時は気づいていなかったのですが、レントゲンには映りずらい部分に亀裂が生じていました。

傷めてから半年後にスポーツ選手の怪我を専門に扱う病院を訪れた、鈴木亜由子さんは右足甲の舟状骨の疲労骨折という事が発覚します。

原因を突き止めたものの簡単に回復する怪我ではありませんでした。

 

ボルトで固定し骨の隙間を塞ぐという手術が必要となります。

手術、リハビリ後もなかなか調子は回復せず、手術で埋めたチタン製のボルトが折れてしまい翌年の12月に再び手術をする事になりました。

こうして、鈴木亜由子さんの高校時代は陸上では大成する事ができぬまま終わってしまいました。

 

しかし、鈴木亜由子さんは陸上を諦めた訳ではなくいつか再び復活する事を目標に、学業に専念し名古屋大学に入学します。

 

鈴木亜由子の経歴は?

鈴木亜由子選手が名古屋大学を進学先に選んだのは、「男子選手と一緒に練習出来る環境があったから」という理由です。

復活するにあたって闘志に燃えていた様子が伺えます。

しかし、かつて活躍していた頃の自信をなかなか取り戻せずに過ごしていました。

 

それから二年後、静岡で行われた長距離の記録会で忘れかけていた憧れの人物から声をかけられます。

それは、鈴木亜由子選手が中学時代に憧れ超えたいと思っていた小林祐梨子選手でした。

すでにオリンピックランナーとして活躍していた小林祐梨子選手と、同じ舞台で走る事になったのです。

 

この記録会で小林祐梨子選手は優勝し、鈴木亜由子選手は10位という成績に終わります。

かつての憧れの先輩だった小林祐梨子選手の強さを目の当たりにしたことは、鈴木亜由子選手にとって大きな転機となりました。

 

そのあと、鈴木亜由子選手は徐々に成績を残しはじめ、大学四年の時には日本代表選手として夏季ユニバーシアードに出場し、10,000mで優勝を果たし金メダルを獲得します。

その二か月後には2020年のオリンピックが東京で開催する事に決定し、鈴木亜由子選手も「オリンピックに出場すること」が目標となります。

 

鈴木亜由子のマラソン歴は?

東京でのオリンピック開催が決まったのは、2013年秋です。

その翌年の2014年4月には新たな実業団、鈴木亜由子選手が現在所属する日本郵政グループ女子陸上部が誕生しました。

監督に就任したのは、高橋昌彦監督です。

 

高橋昌彦監督自身は高校、大学と陸上経験がありましたが大きく活躍した選手ではありませんでした。

卒業後は、体育教師を数年経験したあとトライアスロンの世界に飛び込みプロのトライアスリートとして6年間活動します。

 

その後、Qちゃんこと金メダリスト高橋尚子選手を育てた事で有名な小出義男監督と出会う機会があり、小出義男監督に魅了されます。

小出義男監督のような実業団の指導者になりたいと思うようになり、頼み込んで小出義男監督の下で契約コーチとして働く事になりました。

 

そして数年後には、日本郵政陸上部に監督として就任します。

高橋昌彦監督に課せられた使命は、6年後に開催される東京オリンピックに出場できる選手を育てる事でした。

 

監督として、選手をスカウトするにあたりまず声をかけた選手が鈴木亜由子選手でした。

高橋昌彦監督は、2006年に開催された愛知県市町村対抗駅伝で、ひときわ目を引いていた当時中学生だった鈴木亜由子選手をみて「本当にいい選手がいるな」と思っていたそうです。

その時は勿論、後に自分が育てる事になるとは思っていなかったそうですが、同じ地元の選手としてずっと注目していたそうです。

高校時代に不調だった時期も、そのあと復活を果たした鈴木亜由子選手も知った上でスカウトしています。

 

鈴木亜由子選手は大学時代もマラソンの経験はなく、日本郵政に入った当初もマラソン選手ではありませんでした。

しかし、高橋昌彦監督は次のように鈴木亜由子選手の可能性を述べています。

 

「高校時代に大きな怪我をしているってことは、彼女にとってはしゃがむ時期だったのかなと。マラソンは我慢スポーツだと思うんですけど、走れない時でも我慢して耐えられるだけの彼女は強さを持っています。」

競技に向き合う姿勢、苦しい時もじっと我慢して、決してあきらめなかった精神力は、長距離走者にとって必要なこと。怪我を克服し、しっかりとした土台を作れば、必ず成功すると信じていた。

引用:https://www.tokai-tv.com/tokainews/

入社二年目の2015年には、世界選手権に5000mで出場し、自己ベストタイムで9位となります。

2015年のプリンセス駅伝で実業団駅伝デビューも飾った鈴木亜由子選手は、担当した区間で15人をごぼう抜きするという圧倒的な強さを見せつけた事でも話題となりました。

 

その後、様々な記録を打ち出し2016年に開かれたリオオリンピック女子10000m及び5000mの日本代表選手に選出され出場します。

しかし、オリンピック前に左足を故障し、10000mは欠場、5000mも力及ばずで決勝には出れませんでした。

 

中学時代から鈴木亜由子選手に着目していた高橋昌彦監督は、「2020TOKYO鈴木亜由子強化計画」というプランを打ち出し、鈴木亜由子選手をマラソン選手としてオリンピックに出場させるための育成をスタートさせます。

まずは、「怪我の克服と土台づくり」を行います。

 

リオオリンピック後の2016年11月に行われた全日本実業団女子駅伝では二区を走り、チームの初優勝に貢献しました。

フルマラソンのデビューは、2018年8月26日の北海道マラソンです。

 

この北海道マラソンで初出場にして初優勝という快挙と2020年東京オリンピック代表選考レースとなるマラソングランドチャンピオンシップへの出場権も獲得しました。

フルマラソンはその後2019年9月に開催されたマラソングランドチャンピオンシップのみです。

 

2021年3月に開催された名古屋ウィメンズマラソンを欠場しているので、フルマラソンは東京オリンピックで三度目となります。

そう聞くととても経験が浅い気がします。

しかし、何度も耐え忍ぶ期間を経験している鈴木亜由子選手はオリンピックも二度目です。

 

強靭なメンタルでオリンピックでもミラクルを起こしてくれるのではないかと期待が高まります。

 

鈴木亜由子のプロフィールは?

鈴木亜由子のプロフィールは?という事で、これまで陸上競技における経歴は詳細にお伝えしてきましたので、鈴木亜由子選手の基本的なプロフィールをお伝えしていこうと思います。

鈴木亜由子選手の基本プロフィールは以下の通りです。

 

  • 名前:鈴木亜由子(すずき あゆこ)
  • 生年月日(年齢):1991年10月8日(29歳)
  • 身長・体重:154㎝・38kg
  • 出身地:愛知県豊橋市
  • 出身中学:豊橋市立豊城中学校
  • 出身高校:愛知県立時習館高等学校
  • 出身大学:名古屋大学経済学部
  • 所属:日本郵政グループ
  • 競技種目:長距離走・マラソン

鈴木亜由子選手の実家は、大正6年創業の鈴木米穀店でお父さんで三代目だそうです。

家族構成は祖父母、両親と姉と兄がいる家庭の末っ子として育ちました。

幼い頃は、喘息が酷かったのでそれを克服するために3歳の頃からスイミングスクールに通っていたそうです。

 

陸上競技との出会いは小学生の時で、近所にあった「豊橋陸上クラブ」にお母さんの勧めで小学二年生の時から通い始めたそうです。

中学校の部活では、バスケ部に所属していて陸上競技に照準を絞り本格的に陸上を究め始めたのは高校生の頃でした。

 

鈴木亜由子経歴やプロフィールをまとめ

絵馬の画像

引用:https://www.tokai-tv.com/tokainews/

今回は鈴木亜由子は怪我で引退?経歴やプロフィールをまとめてみた!という事で、東京オリンピック女子マラソンの日本代表選手として出場する鈴木亜由子選手について調べてきましたが、どうだったでしょうか?

身長が154cm、体重が38kgと小柄ですが、走っている姿はとても力強いのが印象的な選手です。

 

東京オリンピックでも、故障せずに鈴木亜由子選手らしい走りをみせてほしいですね。

それでは最後までお読み頂きありがとうございました。

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